立派なイスラム・豪快な日本(8) イスラム教が受け入れられた理由
「初心、忘れるるべからず」と言いますが、人間はとかく初心を忘れやすいものです。ムハンマドが誕生した紀元600年頃、すでにササン朝ペルシャの主たる宗教だったゾロアスター教の教祖、ゾロアスターが出現してから2000年、ユダヤ教のモーセが神から神託を受けてから1200年、イエスキリストが登場してから600年を経ていました。
おそらくこれらの宗教指導者は立派な人で、神に対する心も尋常ではなかったと思いますが、偉い人が立派な教えを初めても時が経つにつれて、坊さんが利権をむさぼったり、宗教上の地位を利用していじめたりということが起こるものです。
本来、宗教は神様がおられて、圧倒的に偉いのですから、神様と比べてまったくダメな人間はすべて神の前に平等なはずですが、修行した人、教団に所属している人、宗教的行事でお金を儲ける人などが特権階級として宗教上の地位を占めることになります。
日本でも、寄付金が多い、特定の団体によくしている、戒名をつけてもらうお金が高い・・・などで死後の待遇が良くなるように言われたりしますし、生臭坊主などと陰口をたたかれたりします。
-uploaded in HD at http://www.TunesToTube.com